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今日はご報告です。宇都宮ウエブ制作所作のCM[三瓶町の秋祭り]が、地元CMコンテストLOVE LOCALロフトワーク賞を受賞しました!!
2月19日(金)に行われた公開審査会の様子はtwitterとUstreamでリアルタイムで配信されており、当事務所は開始早々からお祭り状態。手に汗とビールを握りつつ、審査の行方を見守っておりました。
プロである審査員の方から「これはいいCM」と言っていただけたのが何よりも嬉しく、(伝わるだろうか・・・)と危惧していた、こちらの意図がキチンと伝わっていた事、伝えられた事が、「報われた!」と実感した瞬間でした。貴重なご意見をUstream上で生で拝聴できるだなんて、ほんといい時代になりましたね・・・。

結果、審査員の方々のご配慮もあって、「ロフトワーク賞」を受賞!!応援してくださった皆様、本当にありがとうございます!
今回は合わせて制作ウラ話みたいな事を書いておこうと思います。ド素人まるわかりの要領の悪さも露見してしまってますが、自分の覚え書きが誰かの何かのヒントになれば幸いです。

■絵コンテについて

まずは「社長の五つ鹿」「中学生の牛鬼」「店長の相撲甚句」の制作当初の絵コンテを一部公開。

CMと見比べるとだいぶ余計なカットが入っています

完成CMと見比べるとだいぶ端折ったカットが入っています

絵コンテのイメージ通りスムーズに作れたのは牛鬼。

絵コンテのイメージ通りスムーズに作れたのは牛鬼。



自分なりに掴んだ事を少しまとめてみます。とはいえ、映像・CMの勉強はお世辞にもしているとは言えないため、間違いがある場合はご指摘いただけると嬉しいです。

▼「尺」の感覚

本来であれば、尺調整するためにもきちんと絵コンテを描くものだと思うんですが「難しそうなことは後回し」。これがいけなかった・・・。
絵コンテに沿って撮影終了!いざ編集しだすと思ってたよりもどんどん尺を消耗します。絵コンテ上では1コマで済んでいる部分でも、実際には前後や途中につなぎの演技が必要なんですね。漫画感覚で絵コンテを描くと、尺の感覚が大きくずれてしまいます。
絵コンテを描く時は、自分で声を実際に出して台詞やナレーションを当てて演技してみるべきだった・・・。
※余談ですが、私は極度の恥ずかしがり屋で、どんなに酔っぱらってても、猪木のモノマネとか絶対できないんですよね。だれもが一度は通るモノマネ道なのに。
そんな性格なので、社内ミーティングの際、例え旦那といえど他人様の前で別人になりきって演技なんてできるか!と思ってたんですが、どうせ撮影のときに見ず知らずの人達に道化師のごとく、色々なパターンで実際演技しながら指示しなくっちゃいけない時が来ます。
もうそれなら絵コンテの段階で自分で思いつく限りの演技を仮に撮ってみればよかったです。

脱線しましたが、本来なら尺が足りなくて撃沈状態だったのを救ったのは、よくも悪くも次の方法。カメラワークにも編集技量にも自信がなかったので、とにかくイメージを膨らませて膨らませて、絵コンテの他にも考えつく限りのカットを別途描き出して撮影。スチールも同時に抑えるなど、とにかく素材を集めておいたのです。編集段階で思い通りにならなかった部分に、それらを絆創膏のような感じで当てて当てて、なんとかなった感じです。

▼「気を付け!」と「休め」

今回三本立てで展開していますが、三本とも視聴者に「ここは流し見でOK(=休め)」というシーンと「はい!ここから注目です(=気を付け!)」というシーンで構成しました。この二面を意識すると、編集もしやすいです。「休め」のシーンでは思い切ってカットしてしまう判断もしやすくなるからです。

例えば「社長の五つ鹿」の社長が怒って社員を追い払う場面。ここは「休め」のシーンに該当します。絵コンテ段階では台詞が入っていますが、実際撮影・編集すると予想以上に尺を圧迫する上に、視聴者に意図以上の情報を与えて「?」と思わせてしまう可能性がありました。
このシーンでは「イライラしている社長」というキャラクターを刷り込む以上の効果は必要ないので、結局役者さんの台詞はカットし、怒っているだけと分かる最低限の字幕に変えると共に、テンポよく倍速に処理することにしました。

反面、「気を付け!」のシーンでは、
・反復動作
・非日常的なシーン
・顔のドアップ
・サウンド
などを意識的に挟むことで興味を引くよう心がけています。

■小道具について

▼鹿の壁掛け

鹿のはくせい

鹿のはくせい



「社長の五つ鹿」篇で使用した、鹿の壁掛け。
意外と市販されていないんです。しかも本物の剥製だと買っても後で困っちゃう・・・。 撮影用のこういった小道具や家具をレンタルできる、専門店を発見。いやーこんな所があったなんて。

ボケーッと商品を眺めているだけでも楽しいです。

▼体操服&赤白帽

牛鬼つき赤白帽

牛鬼つき赤白帽

宇都宮ウエブ制作中学校

宇都宮ウエブ制作中学校



「中学生の牛鬼」篇にて3人の中学生男子に着用してもらいました。映像ではなかなか確認できませんが、胸には校章「宇都宮ウエブ制作中学校」が。
こちらはアイロンプリントできるインクジェット用紙を購入して。微妙に起毛加工もしてあります。

牛鬼付の赤白帽子は、中学校レベルのお裁縫力で2〜3日ほどかけて完成。ひさびさにフェルトとか刺繍糸とか触りました。体操服には付きものの白ハイソックスの手配も忘れずに。

■キャストについて(敬称略)

・「社長の五つ鹿」奥田 いちろう
・「中学生の牛鬼」濵邊 俊輔藤川 翔吉見 陸

アイランドプロモーション
所属のタレントさん達。
私らのような自主制作という名の胡散臭く、かつ低予算の場合でも相手にしてもらえるのか不安だった中、すぐ御電話で連絡してきてくださった上に、終始こちらの事情にも柔軟かつ真摯にご対応いただけました。

■ロケーションについて

「社長の五つ鹿」に使用する、社長室を借りようと色々な所に問い合わせてみたのですが、なかなか条件が折りあわず。
では社長室に見えるような貸し会議室を借りることに。ご協力いただいたのは、レンタルオフィス CUBEさん。さまざまな用途にあわせた会議室が用意されており、立地ヨシ、眺めヨシ、設備キレイ、スタッフ親切、ととても素敵な所でした。普段のセミナーなどでも使える、おすすめのCUBEさんです。

■「店長の相撲甚句」について

ロケーション:「旬の肴と美味しいお酒 中々屋
店長:山本氏&バイト君:ゆうちゃん
御堂筋線あびこ駅付近にある「旬の肴と美味しいお酒 中々屋」にロケーション&キャストと全面ご協力いただきました!普段からutwebの第二会議室・接待会場としても大活躍して下さっている中々屋。創作アイデアはだいたい中々屋で生まれます。美味しいお酒とお料理はもちろん、店長とスタッフの方々との心意気すべてが居心地良くついつい長居してしまう良店。
CM中では尺の関係上、泣く泣く音声のみの採用になってしまいましたが、鮮やかな包丁さばきを惜しげもなく披露。小気味よいリズムできゅうりの輪切りをしてもらったり、まるまる一匹のイトヨリをあれよあれよという間に捌いて、迫力の兜割りまで見せてくれました。この辺りのシーンはいつか別バージョンで使用したいです。
また当初、塩まきのシーンはCGで処理しようと思っていたのですが、なんと店長みずからバイト君に本物の塩をぶち撒いてくれ、CGなんかで処理するよりずっと面白い絵が撮れました。おそらく普段お皿の端にちょこんと盛られてる、さらさらの高級なエエ塩なのに・・・。

■実際の秋祭りの写真

全面ご協力いただいた「おもっさまミカメジャーナル」のメンバーの皆さん。「おもっさまミカメジャーナル」とは、西予市三瓶町のディープでニッチな見所や情報を日夜配信するファンサイトです。急なお願いにも関わらず、各所に了承を得るため駆け回ってくれました!!

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という感じで、多くの人に支えられてこの作品はできあがりました。その甲斐あって、とても嬉しい結果まで生むことができ、ほんとに今回は良い経験ができました。
いやーほんとコンテストって面白い!

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コメント

  1. […] CMでは実際にはこんなふうに使われています(※ストーリーボードは映画やドラマにも使われます)。 […]