FPS lite vol.1「CS4キラキラかわいいアニメーション術」サンプル

大変お待たせしました! 2009年4月4日に行われたFPS lite vol.1「CS4キラキラかわいいアニメーション術」の寝かせすぎたフォローアップです。
当日来ていただいた方はほんとスイマセン…!
通常win使いの私が、急遽初めてMacを会場で使うことになり、私の操作はもう見てられない位不細工でしたので、要点が伝わりにくかったのではないかと心苦しく思っております。
以下に補足を添えて再度紹介させていただいていますので、皆さんの制作の参考になれば幸いです。

Flash CS4の主な新機能は以下を参照。 http://www.adobe.com/jp/products/flash/features/?view=topnew
この中でも

  • 3D変換
  • オブジェクトベースのアニメーション(=新モーショントゥイーン)
  • ボーンツールを用いたインバースキネマティック(IK)

に今回ポイントを絞り、それらを使ってタイムラインベースでどんなものが作れるか実験。また、それら新機能使うにあたってのTIPSをご紹介。

目次

  1. 新モーショントゥイーンとZ軸を使ってみた
  2. 3Dとボーンツールを使ってみた
  3. 新モーショントゥイーンの得意分野って?
  4. <TIPS>3D化で出現!ジャギー対策
  5. <TIPS>ボーン設定でイライラしないためのコツ 4本立て

新モーショントゥイーンとZ軸を使ってみた

誰もが一度は作ったことがあるであろう、ボールのアニメーション。

これに新機能の3D変換機能のZ軸を組み合わせてみました。

これって何かに似ている…
SONY「BRAVIA」のスーパーボールCMだ!
SONY「BRAVIA」のスーパーボールCMだ!

※ソニーハイビジョン液晶テレビ「BRAVIA」の海外CM。サンフランシスコの1ブロック分丸ごとを閉鎖し、スーパーボールを25万個使って撮影したという有名なCM。

↓↓↓作ってみました↓↓↓
できた!SONY「BRAVIA」CM風 (クリックでswfが閲覧できます)≫

上記「ボールアニメ+3D」から追加したのは

  • 背景写真
  • 3Dの消失点
  • ランダムに再生するスクリプトを少し

だけ。

3Dとボーンツールを使ってみた

CS4では、ボーンツールと3Dが使える…ということは、
EXILEのチューチュートレインダンスが作れる!
EXILEのチューチュートレインダンスが作れる!

  • 3D変換
  • ボーンを仕込んだMC×14人分

以上の機能を使って、作ってみました↓↓↓

できた!チューチュートレインダンス風アニメ (クリックでswfが閲覧できます)≫

さらに! 新モーショントゥイーンの便利なとこは、オブジェクトを簡単にすげ替えられるとこにあります。

こんな感じで。 (クリックでswfが閲覧できます)≫

該当するタイムラインにすげ替えたいシンボルをドラック&ドロップするだけで、一連のアニメーションを変更できます。
サンプルファイルのライブラリ内には、頭パーツをいくつか入れていますので一度試してみてください。

新モーショントゥイーンの得意分野って?

使えば使うほど新モーショントゥイーンに対して思うこと。クラシックトゥイーン(今までのモーショントゥイーンのこと)でも作れるものばかりではないか。 クラシックトゥイーンに比べて、どういう時に便利なんだろ…?
トラッキングの時か!つまり、被写体を追いかけながらアニメーションさせる時じゃないかと。
※諸事情により、サンプルは掲載していません。ごめんなさい!

<TIPS>3D化で出現!ジャギー対策


右と左で大きく違うこの例。

どうやら3Dに配置するとベクターもビットマップに変換されてしまうみたい。
小さいベクターキャラを3Dでアニメーションさせる時は、大きめに作っておいて、縮小させるのが吉。

<TIPS>ボーン設定でイライラしないためのコツ 4本立て

  1. 小さいキャラを作る時
  2. オブジェクトの重ね順
  3. 関節部分が重なっている時
  4. ジョイント部分の調整

小さいキャラを作る時

オブジェクトが小さいと、ボーンツールのハンドルが邪魔で、全ッ然見えない!
→小さいキャラをボーンアニメーションさせる時はこれも大きめに作っておいて、縮小させるのが吉。

オブジェクトの重ね順

ボーンを設定していると、一連の作業の中でオブジェクトの重なり順が変わってしまうことがあります。
→オブジェクトを選んで右クリックメニューから「重ね順」で変更しましょう

キャラの関節部分が重なっている時

キャラの関節部分をきれいに見せるために、やや重ねてパーツを作ることがあります。
こんな感じで。
この重なり部分が大きいと、隣のパーツにジョイントを設定しちゃったりします。
→ジョイントの設定時だけ、間接の重なり部分を離して配置しておいて、ジョイントを設定しおわったら、地道に矢印キーでコチコチと自分の好きな位置まで調整した方がイライラしないです。
詳しい図解は以下。
parts_howto

ジョイント部分の調整

ボーンツールを使っていると、ジョイントが一発で意図した位置に設定できず、またイライラしてしまいました。
→変形ツールの中心点を調整すれば、ジョイントも反映!

おわりに

慣れるまでちょっと時間のかかるCS4の新機能。正直に言うと不便な面がいくつかあるのですが、せっかくの新機能、使いどころによってはなかなか面白い事ができそうです。今後もこのトピックについては随時サンプルを発表できたらな、と思っています。

今回使用したflaファイルはこちらからダウンロードできます≫
※サンプルはご本人の学習目的での使用においてご自由に使って頂いて結構ですが、むやみな転載や再配布はお控え下さい。

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