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世界を魅了したRimpaと若冲〜知られざる美の系譜を探る!
http://www.tv-osaka.co.jp/jakuchu/

若沖をイメージしたモチーフをちりばめています

若沖をイメージしたモチーフをちりばめています

■クライアント
テレビ大阪 様
■協力
イラスト、htmlデザイン: 田渕裕美 様
コピーライト: 浅原奈美 様
■担当箇所(サイトTOP / Iラブ若冲 / やっぱRimpa!/ 若冲流かけ軸ジェネレーター)
プランニング・ディレクション・デザイン・flash:宇都宮(徳田)頼子
プランニング・インタラクティブデザイン・flash:宇都宮正宗

※グッドデザイン賞 ノミネート作品
※web creators 2008/3月号, web designing 2008/3 月号にサイトが紹介されました。

えらく過去の作品ですが、こちらも企画意図なども含めてご紹介する事がなかったので、この場で思い出しながら書き留めておきたいと思います。


日本画家の“琳派=Rimpa” と“伊藤若沖” にスポットを当てた、テレビ大阪特番公式サイト。制作期間約2週間という特殊な条件のなかでできる最大限のコンテンツを用意しました。

▼サイト全体のデザインについて

ごちゃごちゃカオスの理由

ごちゃごちゃカオスの理由

一見ぶっ飛んだように見えるデザインは、

  • 従来の歴史特番のようにキレイにまとまりたくない
  • 美術史という堅い題材。でも若者も引きつけられるような
  • ひと目で番宣サイトと分かるような展開は避けたい
  • 見えそうで見えなくてイライラする。だけどついつい気になってボーっと観てしまうサイト

という、クライアント様のテレビ業界らしいユニークな要望のもとティザーサイトとして生まれました。

▼各種モチーフについて

美術史に興味のない若者でも取っ付きやすく読みやすく。

美術史に興味のない若者でも取っ付きやすく読みやすく。

平行して番組制作が進行していた本案件。若冲のあらゆる作品素材をweb上でも使用できるかどうかはきわどいグレーゾーンでもありました。新たにこちらで描き起こす必要があると判断し、それならば、と先方の要望とも相まって、あえて加工しまくる、特徴的なモチーフを断片的にちりばめる、という方法をとりました。
その各モチーフに関しては、若冲を初めて知るユーザーへのインパクトはもちろん、既に若冲をよく知っているユーザーが気付いて思わずニヤリとするようなものを多く取り入れています。

  • まるでデジタル画のような概念を取り入れていた若冲をイメージした鶏のドット絵
  • 同じ方向を向いた魚の群れ
  • 同じ絵を繰り返す連続性
  • 夢の世界のような浮遊感

など彼の奇才っぷりを象徴する特長を隋所にちりばめ、「なんじゃこりゃ!?」という感覚をサイトにも感じるよう注力しました。

▼画面を覆う、ティッカー

クライアントからの「イライラするけどついついぼーっと見ちゃうようなサイト」というユニークな要望は、新幹線などの電光掲示板からヒントを得、単語単語にインパクトのあるキャッチーなコピーを極力ゆっくり流し、サイト全体を覆うようにして流しています。

▼若冲流かけ軸ジェネレーター

PC の操作に慣れていない、絵心に自信のないユーザーでも平等に楽しめるよう、シンプルな操作方法。

PC の操作に慣れていない、絵心に自信のないユーザーでも平等に楽しめるよう、シンプルな操作方法。

若冲が江戸時代にすでに体得していた、まったく同じモチーフを狂ったように増殖させるコピーアンドペーストのような技法。そこからインスピレーションを受け、若冲の特徴的なパーツをぺたぺたと貼って遊ぶうちに、なんだか若冲ぽいかけ軸が誰でも作れちゃうコンテンツを企画しました。ユーザーの個々の絵心やPC操作の熟練度に関係なく平等に遊べるよう、極力複雑な機能は排除しました。

また、短い制作期間を配慮し、DBを使わずURLのコードで掛け軸を生成する方法を採用。DBなしでユーザー作品をサイトで紹介している仕組みについては、「サイトに紹介してOK!」チェックボタンを押すことで、アパッチのログに作品個々の記録を残し、管理者がログからピックアップするという特殊な方法をとっています。

かけ軸URL 発行画面:データーベースを使用せずに、作品を集める事ができます

かけ軸URL 発行画面:データーベースを使用せずに、作品を集める事ができます

・みんなのかけ軸

「サイトに紹介してOK!」ボタン にチェックを入れたユーザーの作品は「みんなのかけ軸」にて公開。制作者もオドロキのさまざまなコラージュ作品が集まりました。

味わい深い作品がたくさん集まりました

味わい深い作品がたくさん集まりました

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