【Flasherが始めるAE】「キーフレーム補間法」と「キーフレーム補助」

こんにちは。徳田です。

バージョンアップごとにそれぞれ連携しやすくなったという、AfterEffectsとFlashの2製品を使って、なんぞ面白い事はできないかと試行錯誤してゆくコーナーです。
とはいえ、AfterEffectsは数年前にかじっただけで、全体的に記憶の彼方…。改めて触って感じたことやつまづいたところを覚え書きがてら順にメモしていきます。3日継続もままならない私だと全然説得力ないですがシリーズ予定。

【AE】「キーフレーム補間法」と「キーフレーム補助」

「キーフレーム補間法」と「キーフレーム補助」
「キーフレーム補間法」と「キーフレーム補助」

文字からしてまぎらわしい。擬態か。

AfterEffects(以降AE)は、空間(コンポジション→Flashでいうステージ)と時間(タイムライン)、どちらもキーフレーム間の変化をベジェ操作で制御することができます。
*CS4になってFlashもオブジェクトベースのアニメーションやモーションエディタ、とバージョンアップ。ステージ上、タイムライン上、両方ともベジェでの制御が可能になったのでわりかしピンと来やすいですね。

ここでは、キーフレームに関する補間法を「あー、つまりはFlashでいう○○みたいな感じね」と私なりのざっくり解釈した感じをまとめていきます。

▼【AE】キーフレーム補間法

「キーフレーム補間法」ウィンドウ
「キーフレーム補間法」ウィンドウ
・リニア
キーフレーム間の変化速度は一定。パスは直線。ハンドル操作はできない

※時間補間でのリニアはFlashでいうイージング0の状態。
※空間補間でのリニアはFlashでいうモーションガイドのないCS4のクラシックトゥイーン(今までのモーショントゥイーン)といったところか。

・自動ベジェ
キーフレーム間のつなぎ目をなめらかにしてくれる。パスは曲線。

※時間補間での自動ベジェはFlashで例えにくいかも。すっごく微妙にイン&アウトにイージングがかかった状態。ハンドルを調節すると連続ベジェに変わる。
※空間補間での自動ベジェは自動的に曲線にはなるが、ハンドルがないためカーブの調整はできない。
この空間補間での自動ベジェをFlashでいうと…、モーションガイドをまず直線で引いて、高度なスムーズをかけてできた曲線パスで動かす感じ?もちろんFlashだとパス調整できるんでやや苦しい例え;

・連続ベジェ
自動ベジェと同じ。基本、自動ベジェにハンドル操作を行うとこれに変わる。2つのベジェ方向ハンドルは対になって動くため、ハンドル操作しても入りと出のつなぎ目がスムーズな印象。

※時間補間での連続ベジェはFlashでいう、プロパティ欄のイージングの操作感に似てる。ややもどかしい感じが。
※空間補間での連続ベジェはFlashでいう、CS4の新モーショントゥイーンを使用したときのステージ上に表示されるモーションパスの操作感と同じ。スムーズポイントについたハンドルを操作。

・ベジェ
連続ベジェと違う点はアンカーポイントがコーナーポイントであるということ。2つのベジェ方向ハンドルは独立して動作。曲線や直線を様々に組み合わせることで、ベジェ空間補間は、地図やロゴのアウトラインなど、複雑なシェイプのモーションパスを描くときに使用する場合に最適。時間補間では、急激な加速、減速を表現できる。

※時間補間でのベジェはFlashでいう、CS4のモーションエディタのカスタムで操作する感じ。
※空間補間でのベジェはFlashでいう、CS4の新モーショントゥイーンを使用したときのステージ上に表示されるモーションパスの操作感と同じ。コーナーポイントに付いたハンドルハンドルを操作。

・停止
時間補助のみに備わる。

※Flashでいうと、いわばトゥイーンを作成せずにキーフレームの切換えだけでポチポチ動かす場合。

▼【AE】キーフレーム補助

キーフレーム補助の種類
キーフレーム補助の種類

ここには、Flasherには聞き慣れた「イージーイーズイン」「イージーイーズアウト」、そして「イージーイーズ」が並びます。
上記のキーフレーム補間法でなんぼでもイージングを付けられるのですが、いわばプリセットのような感じ?

・イージーイーズイン
Flashでいう、イージング100。始めの速度が速く、終わりに向かって速度緩まる。
・イージーイーズアウト
Flashでいう、イージング-100。始めの速度が終わりに向かって速度が上がる。
・イージーイーズ
これはFlashのイージングにはないですが、つまりは上記2者のいいとこどり。
中間がもっとも早く、始めと終わりが遅く、つなぎ目をスムーズに見せることができます。

●なめらか機能の多いAE

・ロービングキーフレーム
先述のキーフレーム補間法の中に「ロービング」という項目があります。
これを「時間ロービング」に設定すると、一連の動きの中で、スムーズにキーフレームが遷移するよう、中間のキーフレームを自動的に速度調整してくれるもの。その際、中間キーフレームにはハンドルがなくなる。

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Flashタイムライン派にとって、元々苦手なASなのに3とかになっちゃって、しかもなんだか最近スクリプターの勢いに押され気味…。
CS4になって、新モーショントゥイーンが増えたけど、正直クラシックトゥイーンの方がまだまだ使いやすいしなあ、なんてぼやいてしまいがちですが、
FlashとAE両者の連携はもちろん、インターフェイスでの垣根も低くなった今、Flashタイムライン派はAE始めどきなのではないでしょうか!(と自分を鼓舞)
次回へ続け

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