FlashCS6でProgressionが使えるか試してみた

正宗です。ついに出ましたね。Adobe Creative Suite6
月額5千円(CS3以降を持ってる人は最初の一年間は月額3千円のキャンペーンもやってます)で使えるAdobe Creative Cloudという目新しいライセンス形態も話題となり、購入を検討しているクリエイターや企業も多いのではないでしょうか?
ちなみに私は悩んだあげくCreative Cloudにしました。
うちの制作所単位では、 Design & Web Premium+After Effectsあたりがあれば十分なんですが、特にAfter Effectsはそんなに最新版買ってもまだ使いこなせない機能のほうが多いですし、さらに私個人としてはFlashFlashBuilderFireworksDreamweaver、とこの4つさえガチ最新であれば業務のほぼ全ては作業可能なため自分のAdobeIDでCreative Cloudにする必要があるのかと言われれば実はあんまりないんですよね。
なので私はWeb Premiumのアップグレードライセンスを購入して、実際により多くのAdobe製品を使いこなしているうちのデザイナのみCreative Cloudライセンスにする方法のほうが合理的なので、それに加えて自分がCreative Cloudにする必要があるのかをずっと悩んでしました。

でも、私もCreative Cloudにしちゃいました。理由としてはやっぱり新しいもの好きなので最新機能が使いこなせなくてもいつまでも最新版を追いかけていたいことと、あこがれのAdobe製品使い放題!なことと、実際問題としてAdobe製品はうちのソフトウェア資産なのでそれが何世代までアップデート出来るのかなど面倒な運用管理を考える暇があればそのぶん明確に常にソフトウェアを最新版に保てる今回のライセンス形態はかなり興味があったからだというのが大きいです。
何より、クリエイティブ系ツールのアップデートってワクワクするんですよね。自分の腕が上がったわけではないのに、何かこう、新しいもの生み出せそうで。

というわけで、 さくっとCreative Cloudを購入しましてですね。一番気になるのはやはりFlashCS6でもProgressionが使えるのか!?です。
結論から言いますと使えました。
全く、何も、問題なく、普通に、使えましたよ。

以下、ごくごく普通にインストールメモです。


2012/5/12追記

すいません、現時点で私の環境で少し問題が発生しました。記事の最後に追記しています。


Adobe Creative CloudのFAQページにも載っていますが、FlashCS6はCreative Cloudに入って無くても、つまり今まで通りソフトウエア単品を購入しても、他のCS製品を購入しても、どちらでも使えます。

まずは自身の使い方に合わせたいずれかの購入方法でFlashCS6が正しくインストールされているのが前提で進めていきます。

最初にProgressionのサイトにいき、メニューからダウンロードを選んでください。

ダウンロードページへの直接リンクはこちら

この記事を執筆時点ではまだFlashCS5用のダウンロードリンクがありますが、気にせずダウンロード。
きっと近々更新があると思います! 

ダウンロード

Progression4 日本語版パッケージと書かれてあるリンクをクリックするとダウンロードが始まると思います。

ダウンロードしたProgression

上のようなファイルがダウンロード出来ると思います。

ExtentionManagerCS6で開けるか確認してみて

この時点で先にFlashCS6が正しくインストールされてあるなら、ダウンロードしてきたファイルをダブルクリックするだけでインストールが出来るんですが、念のためMacですと右クリックから「このアプリケーションで開く」を選択してちゃんとExtentionManagerCS6で開くか確認しておくことをおすすめします。
Windowsの場合はファイルの関連づけを確認してみてください。 

インストールなう

ExtentionManagerCS6が立ち上がると免責事項が出ますのでよく読んで、条件が合うなら承認するボタンを押して先に進んでください。

署名されてないなう

署名の警告が出ます。
Adobeが「身元不確かなファイルをインスコするけどいい?」って聞いてきています。基本的には問題ありませんので、ご自身の判断で間違いないと思ったらインストールを押して先に進みます。

インストールできたなう

インストールできたなう。
ExtentionManagerは閉じてかまいません。

FlashCS6を立ち上げます。へーFlashCS6の起動時スプラッシュウインドウはこんななんだ。 

起動なう

起動が完了したら、Flashのメニューから「ウインドウ」→「その他のパネル」→「Progression プロジェクト」があれば成功です!

成功なう

特に何も問題なくインストール完了&立ち上がりました!

パネルなう

まずは立ち上がったのでとりあえずのところ今日の検証はお終いです。
冒頭にも書きましたがクリエイティブツールのアップデートはわくわくします。このわくわくに負けないくらい、誰もが楽しめるコンテンツをうちもよりいっそう作れるように精進します!とCS6のアップデートに誓いを立てたのでした。


2012/5/12追記

はやくも補足ありがとうございます!!!!近日中に調べてアップします。


2012/5/12追記

拡張のインストールまではできたものの、新規プロジェクトを作ることが出来ませんでした。

なにやら様子がおかしいなう

ちょっと様子がおかしい…。

プロジェクト失敗なう

ううう残念…。ここは今後のProgressionのアップデートに期待です。
気分を変えてCS5で新規プロジェクトを作ってCS6で立ち上げてみます。

コンパイルエラー

ああ〜〜〜…。

どうもFlashPlayer11.1からMovieClipに今さらisPlayingプロパティが追加されたようで、競合しちゃうようです。今のところ解決方法としましては自分でソースを書き換えるのが一番はやいかと思います。

jp.nium.display.ExMovieClip.as

を開いて、126行目付近(見つからなければ「isPlaying():Boolean」でファイル内検索)の

public function get isPlaying():Boolean { return _isPlaying; }

となっているところを

override public function get isPlaying():Boolean { return _isPlaying; }

と書き換えてください(行の先頭に「override<半角スペース>」を書き加える)。

これでコンパイルは通りますし理屈では問題ないはずですが、コードを勝手に書き加えているので(ライセンス的にはたぶんProgression™ Library License Basicの権利3で条文に抵触しない範囲でソースコードの利用・修正・改変・複写・掲載・頒布を行うことが認められているので問題ないはずですが)今のところ僕も未検証な部分が多すぎるので、商用案件などではProgressionのアップデートを待つか、FlashPlayer10.3以下で書き出すようにしたほうがいいかと思います。

とりあえずは僕もこの新しいツールCS6でまずいろいろ遊びながら使い慣れていきたいと思います!

FlashCS6でProgressionが使えるか試してみた」への2件のフィードバック

  1. すいません、記事がわかりにくかったですね。
    まとめますと、新規プロジェクトは現時点ではCS6では出来ません。
    なので新規プロジェクトを作ろうと思うと、CS5以前でやる必要があります。
    (CS5.5は私は持っていないので試していません)

    プロジェクトを作ってしまえば、あとはCS6からでも作業は出来ます。
    ただし書き出しをFlashPlayer11.1以上にする場合、ネイティブに追加されたプロパティと競合する部分が出てくるためライブラリのソースコードを書き換える必要が出てきます。
    ソースの書き換えはProgressionのライセンスの範囲内であることは確認済みですので、これからどんどん事例が増えれば結果的に私のほうも参考にさせていただく案件が増えるため是非とも結果を教えて頂きたいですが、フレームワークのソースそのものに手を加えることに抵抗を感じる場合やどこを書き換えて良いかわからない場合はFlashPlayer10.3以下で書き出すようにしたほうが今のところ安全です。

    歯切れが悪いですが、これをもってCS6では今のところ使えないと判断するか、積極的に書き換えて使っていこうと判断するかは各自におまかせします。

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