このアプリはActionScript2以前で作られた昔のswfファイルをAIR化させる「補助」を行うツールです。
動作にはAdobe AIRランタイムが必要です。
また、通常のAIRアプリとは少し動作が違いますのでこのページの説明をよく読んで使用して下さい。
SWF2AIRのダウンロードはこのページの一番下にあります。
SWF2AIRってどんなアプリ
図のように昔作ったようなふっる〜いSWFファイルを何としてでもそのままAIRアプリにしたい!
そんなときに便利なアプリです。
これさえあればどんなSWFファイルでも無理矢理AIRアプリにできます!
注意
- AIRランタイム以外にAIR SDKも必要となります。お使いのOSにあわせたSDKをダウンロードして下さい。
- このアプリを使って作成されたAIRアプリは電子署名などかなりいい加減な作りとなっています。
- ActionScript2以前にはAIRで追加されたAPIは使えませんので、当然プロジェクタとして書き出したswf程度のことも出来ない(fscommandなど)、あんまり意味のないAIRアプリが作成されるはずです。
- OSの権限の問題などで正しく動作しない場合もあります。その際はお使いのPCの管理者に問い合わせてみて下さい。きっと迷惑がられます。
- このアプリを使って作成されたAIRアプリの動作に関しては一切責任を負いません。
- というわけで興味本位の実験などに使ってみて下さい。
更新履歴
- 08-10-17:すこしだけ使いやすくしました。
- 08-10-13:公開
使い方
AIR SDKからお使いのOSにあわせたSDKをダウンロードして下さい。
ダウンロードしたSDKは適当なフォルダに解凍しておいて下さい。
Adobe AIRランタイムをインストールしていない人はついでにインストールしておいて下さい。
このページの一番下からswf2air.airファイルをダウンロードしてインストールします。
swf2airを起動するとこんな画面が出てきます。
先ほどダウンロードしたAIR SDKの中からbin/adtというファイルを探してswf2airにドラッグ&ドロップします。
ちなみに画面のようにMacではbin/adtですが、Windowsだとbin/adt.batというファイル名です。
次にAIR化したいswfファイルをswf2airにドラッグ&ドロップします。
AIR SDKのadtファイルとswfファイルの二つがきちんとドラッグ&ドロップされると次のような画面になります。
この時点で「AIR作成」というボタンが出来ていますんで、ボタンを押すとめでたくAIR完成!
とはいきませんで、何やらフォルダを選択する画面が出てきます。
※ちなみにこの時点で「システムクローム」とか書かれたところをいじるといろいろと変なことが出来ますが、普通はここらへんはいじらなくてもいいです。どうしてもいじりたい場合はこのページの下の方の「その他」の項目を読んでみて下さい。
これは”AIRを作成するためのファイル(以降「パッチファイル」と呼びます)”をどこに保存するか聞いてくるので、デフォルトではswfファイルと同じフォルダが選択されているはずなので、ここで特に問題無ければそのまま続けて下さい。
これでSWFファイルをAIR化する準備が整いました。
ここからMacとWindowsで手順が少し違うので、最初にWindowsのほうから説明していきます。
Windowsの場合
Windowsだと選択したフォルダに「swf2air.bat」というファイルが作られます。
このファイルをダブルクリックなどで実行して、しばらく何もしなければswfファイルと同じフォルダにAIRファイルがめでたく完成されます。
ちなみにswf2air.batを実行したときに現れる黒いウインドウに「続行するには何かキーを押して下さい」と表示されますが、これは僕が嘘をついているので何もキーを押さずにしばらく待っておいて下さい。
Macの場合
次にMacだと選択したフォルダに「swf2air.sh」というファイルが作られています。
アプリケーションフォルダから「ユーティリティ」へと進み、「ターミナル」を実行して下さい。
ターミナルに
chmod +x
と入力します。
「+x」の後には半角スペースを入れて下さい。
chmod<半角スペース>+x<半角スペース>
というふうに入力します。
そのままターミナルウインドウにswf2air.shファイルをドラッグ&ドロップしてreturnキーを押します。
少しややこしいですがこれはswf2air.shファイルを確実に実行させるファイルにするための素敵なおまじないです。
最後にもう一度ターミナルウインドウに(今度は何も入力せず)swf2air.shファイルをドラッグ&ドロップしてreturnキーを押します。
これでswf2air.shが実行され、少し待つとswfファイルと同じフォルダにAIRファイルが完成されます。
完成!
Windows、Macともにこれで完成です。
できたAIRを自分でインストールするなり、人に配りまくって迷惑がられるなりして楽しんで下さい。
その他
swf2airにjpegやpng、gifファイルをドラッグドロップするとAIR用のアイコンも自動的に作れます。
ほかにもウインドウの枠を取っ払いたいときは「カスタムクローム(透明)」などを選んで下さい。
ただし、AIR用に作られたわけではないSWFを無理矢理AIRにするわけなので、ウインドウを取っ払うとウインドウの位置を変更できなかったり終了しにくくなったりといろいろと大変だと思います。